【施術例】股関節が緩いと診断された2歳コーギー
名前:スキップちゃん
年齢:2歳
お客さまのお悩み
- 右にカーブして歩く
- 股関節が緩いと診断を受けている
- お姉さん座りをする
施術前の状態
- 右の後ろ足を前に出すタイミングで左足で跳ねている
- お尻を左右に振りながら歩いている
- 特に右に大きく振っている
- 殿筋にコリ
- ふくらはぎにコリ
なぜこの状態になったか
ちょうど施術日が2歳のお誕生日だったスキップちゃん。
生まれつき股関節が緩いと言われており、特に右の後ろ足を前に出す動作が苦手なようでした。
左の後ろ足で跳ねた瞬間にお尻を右にふることで、右の後ろ足を前に出しています。
右に比べて左の後ろ足の歩幅が大きいため、まっすぐ歩いているつもりでもだんだん右にカーブしていくのだと思われます。
年齢も若いため全体的にコリはほとんどありませんでしたが、跳ねながら歩く&腰を振って歩く動作の影響で、負担がかかる殿筋とふくらはぎにはコリが少しだけある状態でした。
つまりこの歩き方はコリの影響から始まったものではなく、生まれながらの体の形にあると考えられそうです。
そうと分かれば、スキップちゃんのように2歳という若い年齢で気づけた場合、「この子はこういう体の使い方の癖があるから、ここがこりやすいんだな」と早いうちから意識して、強いコリにならないよう見守りながらケアしてあげることができます。
コリがあった筋肉
◯ふくらはぎ
◯殿筋
施術結果
歩き方の比較
▼施術前
▼施術後
施術前は、右後ろ足に体重をかける時間をなるべく短くしたいかのように、トトン、トトン、というリズムで歩いていました。
施術後はまだ跳ねているものの、足運びのリズムが改善しています。
背中のライン比較
右後ろ足を蹴り切る直前の姿勢の比較です。
施術前は骨盤が後屈してしていたため、腰から尾のラインが下がっていました。
施術後は骨盤の角度が改善し、腰がまっすぐ伸びています。
まとめ
今回の施術は、ほとんど殿筋とふくらはぎしかほぐしていません。それ以外に目立つコリが無かったからです。
わずかにあるコリをほぐしただけで、これだけ変化があったことに私も驚きでした。
股関節の影響があるため、跳ねる歩き方自体は変わらないと考えられるため、時間とともに元に戻ってしまう可能性は高いと思います。2歳という本当に早い段階で気づけたため、コリがコリを呼ぶ悪循環に陥る前の、まだまだ初期段階だったのが幸いでした。
まずはこれを機に「ふくらはぎに負荷がかかりやすい歩き方をしているんだな」という点を知っていただき、日々筋肉を触ってみてください。
最初はこりの感触が分かりにくいかもしれません。
でも続けていると、「いつもより硬いかも」に気づける日が来ます!
続けてほしいセルフケア
まずはふくらはぎのケアだけでOKです。
余裕があれば殿筋(中殿筋)も揉んでみてください。