コンセプト

筋肉の衰えは避けることができません。
でも、遅らせることはできます。
必要なのは、若い頃からのケアです。

はじめまして。
犬の整体ナナカラケアの渡辺いつきです。
人向けの整体師としての経験を経て、犬の整体研究所で2年間経験を積み、現在は神奈川県藤沢市と新潟市で犬の整体を行っています。

年齢：30代
出身：新潟市
性別：女性
愛犬：M.シュナウザー

年齢：30代
出身：新潟市
性別：女性
愛犬：M.シュナウザー

犬の整体ナナカラケアの思い

私が犬の整体と出会ったのは約10年前、シニアになった愛犬になにかできないかと思ったときでした。私自身が整体をよく利用していたこともあり、犬にも整体ってあるのだろうか？と検索したのがはじまりでした。

『犬も7歳から整体が当たり前』を目指して

人間の場合、いつでも駆け込めるくらい身近に整体院があります。けれど犬の整体院はまだまだ少なく、そもそも犬の整体という存在すら知られていません。

人間と犬の体のつくりは、実はとても似ています（骨や筋肉の名前は、人間と同じものも多いです）。犬も人間と同じように「こり」が生じます。そして寿命が違う分、こりが与える体への影響は、人間よりも犬の方が早く現れます。

だからより早い時期に一度整体を利用して、こりが生じていないか確認いただくことを強くおすすめしています。たまに、1歳でも体にこりがある犬もいるからです。

それでもあえて「7歳から」と言うのには2つの理由があります。

ひとつ目。
犬にとって7歳が、一般的に小型犬がシニア期に差し掛かるタイミングだからです。フードがシニア用に切り替わるなど、飼い主さんが愛犬の老化と向き合うこの時期に整体という存在を思い出してほしい。そんな思いから、7歳を区切りとしました。

ふたつ目。
3歳や5歳のワンちゃんはこりが全くない子もいますが、7歳を過ぎた犬の体には経験上、多かれ少なかれどこかに必ずこりが生じている年齢だからです。7歳は人間でいうと40～50代です。そう考えてみると納得いただけるかなと思います。

「7歳になったし、一回整体で見てもらおうか」
そんな会話が当たり前になるといいなと思っています。

若いワンちゃんのための『予防整体』

私は人間に施術をする整体師としても活動してきました。
お客さまの多くは30～50代です。

「体が動かしにくくて」
「腰が痛くて」

そう言って来店されます。

人間の30～50代は、犬に例えると4～10歳ごろです。
犬も人間と同様に、本当はこのタイミングでケアしたいのです。
でも犬は少しくらい体が動かしにくくても痛くても我慢してしまいます。
だからSOSが見逃されます。

犬の整体を利用するワンちゃんの多くは14～18歳です。
これは人間に例えると70～90歳です。

腰が90度に曲がった高齢者を見たことがあると思います。
すでにそこまで姿勢が崩れてから
「歩けなくなったから整体で歩けるようにしてくれ」
と言われても、できることは少ないのはイメージできるのではないでしょうか。
ましてや一度の施術で。

これと同じことが、犬の整体の現場で起きています。
この認識のずれを、とても歯がゆく思っていました。

現時点で犬の整体は、「動物病院ではどうにもならなかったハイシニアの駆け込み寺」という認識で利用されていると感じています。

そうではなく、もっと前から利用していれば、整体師がお手伝いできることは多いと思っています。

だからこそ7才前後の
「若いワンちゃんのためのお店」
をコンセプトとして打ち出しました。

正直、需要が多いのはシニアのワンちゃんです。
でもあえて、若い頃からのケアの大切さを発信していきたいと思っています。

老後にどれだけ筋肉を維持できるかは、7才前後の時期にどれだけコリに対処できているかで変わります。
このタイミングを逃すと、コリが骨を引っ張り、数年で姿勢に大きな影響を与えます。

「いつまでも長く元気でいてほしい」という言葉を具体化すると
「動かしやすいカラダ」であることが必須だと分かります。
「動けないカラダ」は、少なくとも飼い主さんが望む元気な状態ではないですよね。

近年、犬の健康をとても丁寧に考えている飼い主さまが増えています。
ぜひそこに「筋肉のケア」も追加していただきたいです！

今は大丈夫に見えているかもしれないけど、飼い主さまが気づいていないだけかもしれません。

若い時期から筋肉をなるべく衰えさせないためのケアを続けて、老後も元気に動ける体を目指すのがナナカラケアの「予防整体」です。

いつか、犬の整体の認知度がもっともっと高まって、人間の整体院くらいあちこちにできて、「犬にも整体」が当たり前になる未来を想像しながら、日々活動しています。