犬の整体にはどんな効果がある?

知っていますか?
犬と人間は骨や筋肉の形が似ているんです。

犬にも、肩甲骨があります。
犬にも、上腕二頭筋があります。

二足歩行か四足歩行かで体の使われ方が違うだけで、骨や筋肉名などは共通しているものも多いのです。

犬の整体師を名乗ると、「犬にも整体なんてあるんだ…」という反応をされることは多いです。

知られていないだけで、犬も人間と同じように、生きているだけで「こり」ができます。
むしろ寿命が違うので、人間よりも犬の方が、こりによる体への影響は早く起こると言えます。

このページでは、犬の整体ってどんな効果があるの?ということについて解説していきます。

目次

犬の整体の効果その1:姿勢がよくなる

私が行う施術は、体にあるこりを手でもみほぐすというシンプルな手技です。
こりとは、縮んで固まった状態の筋肉です。

筋肉は骨などに付着しています。その筋肉が「縮んだ状態で固まったら」どうなるでしょう。
骨が引っ張られて、もとの位置から動いたまま戻りにくくなります。
その結、体が歪む、姿勢が崩れる、といった状態を引き起こす原因となります。

施術によって、こりによって位置がずれてしまった骨を、原因となるこりをほぐすことでもとの位置に戻りやすくするので、姿勢が改善されることがあります。

犬の整体の効果その2:関節の可動域が広くなり動きやすくなる

こり(固まった筋肉)をほぐすことで筋肉は柔軟性を取り戻します。
こりがあったせいで伸びにくかった筋肉が伸びるようになるので、関節の動く幅が広がることになります。

例えば、「歩幅が広くなる」ような変化が分かりやすいですね。
関節の可動域が広がれば、体を動かしやすくなります。

他にも、呼吸に関する筋肉が固まっていた場合、肋骨の動きがよくなることで浅かった呼吸が深くなる、ような効果を期待できる場合もあります。

犬の整体の効果その3:力が強くなる

ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、筋肉は「縮む」ことで力を発揮するものです。
でもこりは、「筋肉が縮んだ状態で固まったもの」です。
これ以上縮めない状態からでは、力を発揮することはできません。
固まった状態の筋肉は弱い力しか発揮できず、筋力が弱い状態になっています。

こりをほぐすことで、使いにくい状態だった筋肉が使えるようになります。
縮めるようになった分のだけ筋力が上がるので、結果として力が強くなります。

よくある誤解

整体を受けると筋肉がつく、というのは誤解です…!

「筋力が上がる」というのは「筋肉がつく」とは異なります。
もともとあった筋肉が使えるようになっただけで、施術によって筋肉がついたわけではありません。
なので、すでに筋肉が衰えてしまっているシニア犬の場合、施術で若い頃のように元通り!というわけにはいきません。今残っている筋肉を使いやすい状態にする、というのが目的となります。

整体のおかげで筋肉がつくケースとしては、まだ若くて元気なわんちゃんが、こりが解消されたことで元気に動き回れるようになり、運動したことで新たに筋肉がついたという場合が考えられます。
これは上述の「関節の可動域が広くなる」による結果ですね。

まとめ

犬の整体は、縮んで固まったこりがほぐされることで、引っ張られていた骨が元の位置に戻りやすくなり、姿勢の改善が期待できます。また、伸びにくかった筋肉が伸びることで関節の可動域が広がり、体が動かしやすくなります。さらに柔軟性が取り戻されることで筋肉が使いやすくなった結果、筋力が上がる場合もあります。

施術の効果事例

  • 歳をとって上らなくなっていた階段をまた登るようになった
  • お散歩で歩く速度が速くなった
  • 立ち上がるとき、ふらつかなくなった

この記事を書いた人

渡辺いつき
犬の整体師

神奈川や新潟で活動しています。
銀髪なことが多いです。
よく間違われますが女性です。

この記事を書いた人

渡辺いつき
犬の整体師

神奈川や新潟で活動しています。銀髪なことが多いです。
よく間違われますが女性です。

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